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笑顔があふれる場所 児童館で子育て
 各学区にある「児童館」は、栗東が誇る子育て支援施設。今月は、「ほっとできる場所!」「ここで友達ができた!」と評判の高い魅力をクローズアップします。
 児童館はいつも、笑顔であふれています。育児に悩んだ時、少しリフレッシュしたい時は、ぜひ気軽に訪ねてください。同じ子育て中のママや信頼できるスタッフが待っています。
○みんな同じ仲間! 不安や悩みは軽くなり、つながりができる児童館
■学区に一つ、身近に子育てを支援
 児童館は市内在住の18歳未満の児童が利用できる施設です。午前中は未就園児の親子、午後は就園児の親子や小学生から高校生までが一緒に遊んだり、読書や卓球などをしたりと自由に過ごせる場所として多くの人が利用しています。
 児童館が各学区に一つ、合計9か所あるのは、栗東ならではの子育て環境。市内在住であるなら、どの児童館でも利用できます。各児童館では、よい環境の中で健やかに育ち合うことを目指し、親子のふれあいを深める活動や地域活動など、定期的な催しを開いています。
 また、より充実した支援のため、市では、地域子育て支援センターを設置。地域子育て支援センターは、子育て・親育ちを支援する総合的拠点施設です。大宝東児童館、金勝児童館、治田西カナリヤ第三保育園内の3か所にあり、官民連携した展開をしています。
 ここでは、各種講座やサークルの支援も実施。特に無料の子育て相談は、週1回、相談員が各児童館を巡回訪問しており、利用者の心強いサポート役となっています。
■指導員や相談員による、細やかで心強いサポート
 大宝東学区は、マンションやアパートが多く立地し、転入・転居者や子育て世代が多い地域。地域子育て支援センターとしての役割も果たす大宝東児童館は、JR栗東駅前のウイングプラザ内という利便性の良さもあり、いつも賑わっています。
 11月11日は、0歳児を対象にした活動「ドングリであそぼう」が開催されました。開始時間前から赤ちゃんを連れたママたちがぞくぞくと集まり、館内は活気にあふれます。ふれあい体操、絵本の読み聞かせ、ドングリのマラカス作りなどで約40組の親子がふれあいを深めました。
 「大宝東児童館は、0歳児親子の利用が多いです。特に初めてのお子さんを持つお母さんの利用も多く、『卒乳・断乳』や『夜泣き』に関することなど、相談内容は多岐に渡ります。今は核家族化になり、身近に相談相手がおられない場合も多いので、不安や悩みを持つ皆さんを今後もサポートしたいです。同じ子育て中の皆さん同士がつながりを作ることができるよう支援していきたい」と語る指導員の一人。
 大宝東児童館をはじめ、市内の各児童館では、今日も指導員や相談員による細やかな支援により、親子はもちろんのこと、子ども同士、親同士のふれあいがいっそう深まっています。
大宝東児童館は、こんな場所!

 児童館では同じ子育て中の皆さんと知り合えます。
 子どもの誕生日があまり違わないため、育児の悩みや不安もここで気軽に相談できます。とても心強いです。
 彦根から、仕事を持つ娘に代わって、孫のお守りにきています。0歳児対象の活動はいつも来ています。
 同じ年頃の子どもさん同士、すぐに仲良くなれるのがいいですね。
 市のパンフレットで児童館を知り、週2〜3回利用しています。
 ここは明るく広々とし、気持ちがいいです。7月に栗東に来ましたが、ここで知り合えた人もいます。
 県外から結婚を機に栗東に来て、赤ちゃん訪問事業で児童館のことを知りました。
 家の近くにこのような場所があるのは素晴らしことです。いこいの場になっています。
 ほぼ毎日児童館に来ています。いろんなことを相談できる環境です。
 一人目の子どもで不安もありましたが、ここで、すくすくと大きくなってくれていると感じています。
■市と連携して子育てを応援
 地域子育て支援センターの一つ、治田西カナリヤ第三保育園。 園内・園庭開放、育児講座や相談に加え、平成27年7月からは、支援室「きらきらルーム」の開放が始まりました。
 「きらきらルーム」は、月〜土曜日の10時〜15時に開放。好きな時間に利用でき、親子で楽しいひとときを過ごせる場所です。育児相談も可能です。
 「保育園で活動のある日、終了後にそのまま『きらきらルーム』で遊んで帰られたりと、気軽に利用いただいています。友達とのコミュニケーション、トイレトレーニングや食事に関することなど、さまざまな相談を受け付けています。また、園庭開放は、安心して砂場遊びができると好評です。栗東市は学区に一つ児童館が設置され、恵まれた環境にあります。今後も市と連携して皆さんを応援していきますので、ぜひ気軽に利用してください」と園では話されています。
※詳細は、園ホームページ(http://www.kanariya.or.jp/haruta/)をご覧ください。
■市内児童館
児童館名 所在地 電話番号
金勝児童館 御園983 TEL.558-3527
葉山児童館 高野568-1 TEL.553-8796
葉山東児童館 小野480-1 TEL.552-6149
治田児童館 目川871-1 TEL.551-1431
治田東児童館 安養寺190 TEL.554-6115
治田西児童館 小柿一丁目10-10 TEL.554-1035
大宝児童館 綣六丁目13-10 TEL.551-1950
大宝東児童館 綣二丁目4-5 (ウイングプラザ2階) TEL.551-2360
大宝西児童館 霊仙寺四丁目2-66 TEL.552-7240
■地域子育て支援センター
・大宝東児童館内 TEL.551-2370 
・金勝児童館内  TEL.558-3527
・治田西カナリヤ第三保育園内(小柿一丁目7-36) TEL.553-3907 
■児童館の開館日・時間
大宝東児童館・金勝児童館…月〜土の9時〜17時

その他の児童館…火・金の10時30分〜17時に加え、水・木のいずれか1日。各児童館で異なりますので、詳細は市ホームページをご覧ください。

問合せ
子育て応援課 子育て支援係 TEL.551-0114 FAX.552-9320
○ママの力が大きな輪に!
ママによる育児応援 〜わくわくクラブ だるまん〜
■子育て中の母親が育児支援
 市内の児童館には、福祉の向上のため、保護者が主体となって活動する子育てサークルがあります。金勝児童館を拠点にする「わくわくクラブ だるまん」もその一つです。平成17年に結成され、現在のメンバーは、30〜40代の7人。金勝児童館で、未就園児を対象に毎月1回開催する「親子ふれあいひろば」を中心に活動しています。
 11月25日の「親子ふれあいひろば」には、親子28組が参加しました。参加者はまず、テープに子どもの名前を書きます。「名前で呼び合い、友達作りの一助になるように」と、テープは同じ学年が分かるように、年齢に応じた色分けがしてあります。オープニングは栗東にちなみ、「大きな栗の木の下で」を一緒に踊ることから始まり、誕生日のお祝い、ふれあい遊び、手遊び、絵本の読み聞かせなど、趣向を凝らしたプログラムで盛り上がりました。最後は、芸術の秋にちなみ、 ビニールシートの上に模造紙を置き、子どもたちが絵の具やクレヨンで伸び伸びとお絵描き。館内には、常に笑顔があふれていました。
■「七転び八起き」で楽しくメッセージを届ける
 代表の冨永明美さんは、小学1年生と6年生の女児のママ。「『お金をかけずに身近なもので楽しもう』がポリシーです。賑やかなことが好きで、子どもが小さい時は、親子で一緒に楽しめることを探してイベントなどに参加していました。そこで自分が見聞きしたことや学んだことを皆さんに伝えることができればと活動を始めました。手作りしたものもたくさんあります。季節感を大切に、スタッフの特技をいかし、家ではできないことを体験してもらうことができたら」と語ります。
 「子どもをおんぶしてステージに立っていた頃もあります。主婦の自分とはまた違った自分が、ここでは必要とされていることを実感できます。仲間にも恵まれ、活動が生きがいになっています。今後も『七転び八起き』のだるまの精神で、みんなで楽しく、子育てのヒントになるようなメッセージを届けていきたい」と続ける冨永さん。
 先輩ママが自由な発想で育児中のママを支える。豊かな取り組みが栗東を元気にしています。
だるまんが大好き!
 だるまんの活動終了後には、お礼のあいさつに来る人がたくさん。活動はボランティアですが、取り組みに賛同され、自主的な寄付もあるそうです。
 そんな、だるまんの魅力を11月25日の参加者に聞きました。

■少し遠くても、毎回「行こう」と思える魅力があります。

■何年も前からだるまんさんのファン。ずっと応援しています。

■一度参加して、とても雰囲気がよかったから来ています。一人目の子で不安でしたが、励ましてもらったり、相談にも乗ってくださいます。

■身近なお母さんが企画されていることがすごいです。

■いつも工夫が凝らされており、元気をもらっています。

■手作り感が好きです。人も温かいです。

■今日のように大胆に絵を描くことは家ではできません。ここだからできる体験が多く、いつも楽しみです。

〜先輩ママからの応援メッセージ〜
育児の時間はあっという間。今を楽しんでください。
 治田東児童館を拠点に活動する子育てサークル「治田東ママプロジェクト」。代表の齋藤真季さん(写真左)と副代表の川ア名未子さんは、同じ二人の男児のママとして、平成18年当初から現在まで約10年間、活動に関わってこられました。
 そんな二人に児童館の魅力や育児中の皆さんへのメッセージを伺いました。
■現在、どのような思いで活動されていますか?
 ずっと親子で一緒にできることを楽しんできました。「やりたいことを実現し、今を楽しもう」との思いは変わりません。子どもの成長に伴い、より動きやすい立場になり、児童館に育ててもらった分を恩返ししていきたいと思っています。ママプロのメンバーは、行事がある時は同じ方向に団結できる素晴らしい仲間。「おばあちゃんになってもママプロやろうね!」が合い言葉です。

■二人にとって、児童館の思い出は?
(齋藤さん)少しお姉さん的存在でしたので、周りの皆さんへの相談もありましたが、児童館の先生からのアドバイスが、励みや安心につながりました。育児中のお母さんから相談を受けるようになった今、自分がしてもらったように、話をして、ほっとしてもらえるお手伝いができればと思います。

(川アさん)児童館は子どものことだけに集中できる場所でした。県外から来て、初めての子育て。不安も大きかったです。そんな時、児童館で素敵な出会いがありました。私の子どもより5歳上のお兄ちゃんがいる齋藤さんは、私の育児モデルでした。先輩ママたちはみんな「かわいいね」「今が一番いいね」とプラスの言葉をかけてくださり、「明日も頑張ろう!」というパワーになりました。親が気付かないような子どもの成長を教えてもらい、とてもうれしかったです。

■今後の児童館に期待することはありますか?
 児童館は親子のほっとできる居場所です。このような素晴らしい場所と関わっていたいし、みんなで守り、残していかないとと思います。立地条件など各地域の特色をいかし、柔軟な運営をしてもらえるようになればいいなと思います。

■育児中の皆さんにメッセージをお願いします。
 今はネットなどに情報があふれていますが、児童館は顔と顔を合わせ、生きた情報をもらえる場所です。かわいい子どもの笑顔やしぐさに、ゆったりとふれあう時間を大切にしてください。親は初対面でも子ども同士はすぐに仲良くなります。出会いやつながりの中から、「子育て中も私は一人じゃないんだ」と思ってもらえたらうれしいです。育児の時間はあっという間。ぜひ今を楽しんでくださいね。
元保育士らが古民家で育児サポート!
■ボランティアによる支援「子育てサロンCoCo愛」
 市内では児童館に加え、より細やかな支援の力がママの大きな味方になっています。
 CoCo愛では、「親子が気軽に立ち寄れる場所で、頑張っているお母さんを認め、応援したい」の思いから、古民家でサロンを開所中(出庭167、毎週木曜日の10時〜16時)。 あたたかな支援が人気です。
<利用者の皆さんに魅力を聞きました>

■スタッフがお母さんのようで、実家のようにくつろげます。

■愚痴も聞いてもらっています。

■季節行事をみんなで楽しめます。

■いろんな場所に出て行って子育てをしています。CoCo愛をはじめ、多くの人に関わってもらうことが子どものよりよい成長につながると思います。

■「ちょっと子どもを見てて」と気軽に言える環境です。

■小さな子どもがいると昼食を作るのが大変なので、おいしい手作りのご飯がうれしいです。

問合せ…子育てサロンCoCo愛 TEL.090-3271-4929
こちらでは、シルバー世代による「シルバーママ・パパ」を紹介しています。
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