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市制15周年 創造し発展していくまちへ
 人口6万8,000人を超えた栗東市。現在、20代・30代の若者比率が高く、全国的な人口減少の中でも、今後約20年間は人口増加が続くと予想される、可能性に満ちたまちです。
 栗東市の「栗」は、「クリエイト(CREATE):創造する」の「クリ」。まちの主役は市民の皆さんです。「栗東っていいところだよ!」と思う人が増え、まちへの誇りや愛情が大きくなることで、栗東の魅力はさらに広がります。より創造的に、新しいまちをつくっていきましょう。
〜私のクリエイト体験から〜
未来を描き、邁進する

市長 野村 昌弘
 平成13年10月1日に市制を施行し、早くも15年の歳月が流れました。この間、栗東市では、財政面においては厳しい状況が続いていますが、着実な歩みの中、少しずつ「明るい兆し」が見えてきました。市民皆さまのご協力のおかげであり、心から感謝を申し上げます。
 滋賀中央信用金庫栗東支店様の前に、交通安全を願った石像があります。栗東支店の開設15周年を記念して当時の栗東町に寄贈されたものですが、私が石工職人として修行中の頃、依頼を受け、懸命に彫ったものです。約30年前、20代前半に、1か月ほどかけて完成させました。全体像を思い描きながらも、手を挙げて横断歩道を渡る少年・少女の服のしわなど、細部にこだわり、交通安全の願いを込めて一心不乱に作業に没頭しました。思い出が詰まった石像は、手原の交差点で今も行き交う人々を見守ってくれています。
 まちづくりも、同じことなのだと感じます。未来を描き、日々、邁進すること。その1日1日の積み重ねが、魅力あるまちをつくっていくと信じています。本市の魅力を最大限に活かし、誰もが夢や希望を持てるまちを創出し、「いつまでも住み続けたくなる安心な元気都市栗東」の実現を目指すため、今後も市民皆さまのいっそうのお力添えをお願い申し上げます。
〜私のクリエイト体験から〜
地域の元気、住民の手で

議長 寺田 範雄
 市制15周年を迎えるにあたり、この間を振り返ってみますと、激動の15年であったように感じます。市制施行当時は、まちの将来にわたる発展・繁栄への期待に満ちていましたが、東海道新幹線新駅事業が中止されたことで、市とともに地元自治会も大きな方針転換を余儀なくされました。
 このような中、地元住民自らの手で地域の元気を創り出すため、私は当時の自治会長として「まちづくりは人づくり」をモットーに、ふれあい・話し合いの場づくりに取り組みました。一例を挙げると、少子高齢化が進む中、老人クラブの協力のもと、地域の子どもを地域で育てることを理念に「こどもふれあい教室」を、また、「笑顔から始まるまちづくり」をテーマに地域の若い力を結集し、「上鈎池鯉のぼり事業」をスタートさせました。地元の皆さんの参加・協力により既存事業も継続する中で、信頼、交流がいっそう深まり、地域の活性化につながりました。
 私は、活力と元気に満ちた心豊かな栗東のまちの創造には、市民一人ひとりの力の結集が必要不可欠と信じています。市議会も皆さまとともに力を合わせてまいりますので、今後ともご支援ご協力をお願い申し上げます。
栗東市が誕生して15年。
これからも、一人ひとりの力を合わせ、
より輝く、魅力あるまちへ。
市民皆さんと協働で市の魅力を発信していきます!
栗東の魅力を高める、シティセールスの一つとして、市では、市民皆さんとの協働による情報発信に取り組んでいきます。
 まずは、栗東の魅力を皆さんの視点で発信するfacebookから。プロによる写真講座や文章講座などで楽しく学びながら進めていきます。メンバー募集などの詳細は今後の広報などでお知らせします。

問合せ…広報課 広報・広聴係
 TEL.551-0641 FAX.554-1123
栗東の元気創造
おめでとうございます!木村選手、4個のメダル
オリンピック&パラリンピックで栗東の選手が活躍
 栗東から3人の選手が出場した、リオデジャネイロオリンピックとパラリンピック。3人の姿は多くの人に感動を与えました。
 競泳(視覚障害)男子代表として出場した木村敬一選手はメダル4個を獲得。50m自由形・100mバタフライで銀メダル、100m平泳ぎ・100m自由形で銅メダルとなる大活躍で、栗東が沸きました。
 連日、市民体育館で開催された、パブリックビューイング。くす玉割りなど、地元、綣七里自治会の皆さんによるアイデアあふれる演出で応援や祝福がされました。最終レースの9月17日は、早朝から約120人の皆さんが木村選手を応援。全レースの健闘をたたえ、母・正美さんに自治会から、感謝状と子どもたちが手作りした「金」メダルが贈られると、会場は大きな拍手に包まれました。
 また、視覚障害者マラソン女子代表として初出場した近藤寛子選手は、5位入賞。
 8月29日には、オリンピックで女子バレーボール代表として活躍した、田代佳奈美選手が市を訪問。「次につながる良い場面もあり、力を出しきれました。この経験を生かし、今後に向けて頑張っていきたいです」と話してくださいました。
「くりちゃん」が市の魅力をPR中
 市のマスコットキャラクター「くりちゃん」。多くの皆さんに栗東のいいところや魅力をPRするために頑張っています。
 11月の「ゆるキャラグランプリ2016」にも出場し、現在、その投票が行われています。ぜひホームページから投票して応援してください(http://www.yurugp.jp/)。
くりちゃんは、自治会のイベントなどにも出演することが可能です。積極的に出演のお声かけをください。
問合せ…広報課 広報・広聴係 TEL.551-0641 FAX.554-1123
まちづくりも、いっそう創造的に。
市民皆さんのアイデアやコミュニケーションで魅力あふれるまちへ。
の思いを込め、栗東にゆかりのあるクリエイターの
皆さんが、作品とメッセージを届けてくれました。
不便さをデザインで解決 「ニーポン!」なアイテムを発信
プロデューサー
松岡 厚志さん(38歳)
 平成22年に夫婦ふたりで結成したデザイン・ユニット「HI MOJIMOJI」の代表。栗東市出身でライターの松岡さんがプロデュースを、グラフィックデザイナーの妻・松田綾子さんがデザインを担当し、東京で活動。  アイデアあふれる商品の企画・開発により、平成24年・27年度はグッドデザイン賞を受賞。講師としても活躍するとともに、東京都内でまちの魅力を発信するプロジェクトも展開中。

※アイデアあふれる松岡さんの仕事は、
 http://www.hi-mojimoji.com/
で発信中。

 私たちが目指すのは、人が不便だと思っていることをデザインで解決し、「今までこういうのなかったよね」と思わず膝(Knee)をポン(pon)と打つような「ニーポン!」なアイテムです。何気ない日常生活や会話から商品が生まれます。私たちの生活の延長上に商品があり、私たちが欲しいものを作っています。平成24年度のグッドデザイン賞にもなった、パソコンのキーボードに立てて使う動物型の伝言メモ「Deng On」は、キーボードの上を、コミュニケーション・スペースとして活用する発想から生まれました。
 写真は、栗東用に作製した伝言メモ「Deng On」です。JRA栗東トレーニング・センターがあるまちなので、競馬レースでのゴールの瞬間をキーボードの上に再現しました。いつもは一連のものですが、今回はゴールの瞬間を表現するため、3連の作品にしました。帰省するたび、栗東や湖南地域の活気に驚いています。住んでいる人の思いが一番大切だと思いますので、その思いを受けて栗東のまちがより良くなればうれしいです。
「人と人をつなぐ」きっかけづくりに自分のデザインを役立てたい
グラフィックデザイナー
吉田 光さん(39歳)
 大阪・京都の広告代理店を経て、平成18年に「TRAD&C」を設立。ブライダル関連の案件を中心に活動する。その傍ら、安養寺まちづくり協議会の「A+Plus部会」立ち上げメンバー。住み親しんだ安養寺で「より元気に、より楽しいまちづくりを!」と担う。
 10月に開催する「いちょうまつり」のチラシやポスター制作を担当。安養寺のガイドブック「いろいろ」の企画・デザインも手がけている。

※「いちょうまつり」は、10月10日に開催。詳細はこちらをご覧ください。

 デザイン事務所「TRAD&C」の「C」は、「コミュニケーション」を表しています。デザインは、自分の思いだけでつくるものではなく、お客さまと会話し、その気持ちをカタチにしていくもの。自分のことを知ってもらうとともに、相手の思いをお聞きします。世の中への伝え方を一緒になって考え、ワクワク感を添えて「思い」を発信します。
 地域の活動は、「安養寺を盛り上げよう!」と集まったメンバーで「A+PIus」を立ち上げ、安養寺のガイドブック「いろいろ」をつくることから始まりました。メンバーそれぞれ得意分野が違います。対等な関係の中で、多様な視点の情報を共有しながら、一つのものを作り上げていく魅力はあります。ただ、あくまでも作ることが目的ではなく、その過程の中で、どのように関わりを育めるかが大切だと感じています。
 昨年、「黄色」をテーマにした「いちょうまつり」は、今年さらに「音をつなぐ」のテーマも加えて開催します。私が関わることで、地域住民や商業者、協力者、参加者のいろんな立場の人と人がグッと近づく、きっかけになればと思っています。
消しゴムはんこで、幅広い世代に「福」を届ける
消しゴムはんこ作家
あづみ ゆりこさん(38歳)
 「はんこや福々堂」ブランドでオリジナル消しゴムはんこの創作活動を展開。県内をはじめ、近隣県での教室・ワークショップなどで消しゴムはんこの楽しさを広めている。展覧会や生徒の皆さんとの合同展も開催。
 昨年の「いちょうまつり」では、消しゴムはんこで、オリジナルのガーゼハンカチをつくるワークショップを開催。今年の「いちょうまつり」にも出展予定。
 芸術大学で彫刻を学んでいて、9年ほど前に娘が生まれたのを機に、机の上でもできる実用的な彫刻として、消しゴムはんこを始めました。消しゴムはんこは、下絵を転写して、彫刻刀やデザインナイフで彫っていきます。よい作品にするには下絵が重要です。デザインは、大学に入る前に徹底的に勉強したことがあり、その経験がいきています。
 私の中で栗東は、馬のイメージ。はがきサイズで馬の作品をつくりました。イメージカラーは青です。リアルさとかわいさとの幅が難しかったです。消しゴムはんこは、インク次第では、服などに押すこともできます。大きさもさまざまで、目的に合わせてイメージも変えることができます。実用的なものから、日々の暮らしを楽しくするようなデザイン性の高いものまで、幅広い世代でさまざまな楽しみ方ができます。今、栗東に住んでいて、交通の便もよく、田舎すぎず、都会すぎず、住むには快適だと感じています。これからも、展覧会や教室開催などにより、手軽な消しゴムはんこの楽しさを広め、皆さんに「福」を届けていきたいです。
父の想い、母の愛は、写真にのりいつかきっと支える「力」になる
ママフォトグラファー
橋本 香子さん(37歳)&
息子・カイさん
 芸術大学で写真を学び、フォトグラファーに。出産をきっかけに、愛しいわが子をかわいく撮るための初心者向けカメラ教室「mama's photo salon」をオープン。県内で写真教室や出張撮影を展開。
 安養寺景観まちづくり協議会の「A+Plus部会」メンバーとして、ガイドブック「いろいろ」の写真撮影、また、市内幼児園での写真撮影などでも活躍中。

※家族写真の撮影をはじめ、橋本さんの仕事は、 http://www.petit-ticket.com/photo.htmlで発信中。

※このページのあづみさんの顔写真も、展覧会で橋本さんが撮影したものです。

 いとこの影響で、高校生の頃から写真を撮り始めました。写真は人とのコミュニケーションツール。ずっと「人」を撮り続けています。息子が生まれてからは、家族の素敵さを感じてほしいと願いながら撮影しています。父の想い、母の愛は、写真にのり、いつの日かきっと、子どもを支える力になると信じています。家族写真は、とても喜んでもらえ、私も幸せな気持ちになります。
 この写真は、5年前、息子が1歳の時に、安養寺地域の「みどり池(下谷田池)」で撮影した1シーンです。芝桜やハスなど、緑がたくさんあるお気に入りの場所で、毎年ここで写真を撮っています。今しかできない子育てを楽しんでいます。
 まちづくり協議会で活動しているのも、子どもたちが「このまちに住んで良かった」と思えるようにです。栗東のまちを撮って公開し、多くの人が「栗東に住んでみたい」と思ってくれたらうれしいです。「おかえりなさい」いつも温かく迎えてくれるようなまちであることを願っています。
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