令和7年度 栗東歴史民俗博物館運営基本方針

※「基本方針」は中・長期的な設置目的と運営方針です。「重点目標」は年度単位での具体的な重点課題を示すものです。

1. 基本方針
 栗東歴史民俗博物館は、地域の優れた歴史的文化遺産を市民の共通遺産として受け継ぎ、次の世代へと伝えていくため、地域にかかわる博物館資料の収集・保存に努め、博物館資料の情報を広く市民に提示することを目的としています。地域文化を物語る資料の掘り起こしを進め、展覧会や体験学習をとおして資料の公開、活用に努めます。住民一人ひとりの自主的な生涯学習活動を支援し、市民に活用される、開かれた博物館づくりを基本に、地域とともに歩み、歴史を身近に感じられるまちづくりの推進に寄与してまいります。


2. 重点目標「市民とともに楽しみ、活動する博物館を目指して」
 歴史民俗博物館では、歴史を学び地域の誇りを育む博物館として、地域に関わる資料の収集・保存・調査・研究を進めます。その成果を基に通史展示「栗東の歴史と民俗」の充実に努めるとともに、特集展示・ロビー展示等を開催し、栗東の豊かな歴史と文化にふれる機会を提供します。また、大字単位で地域の歴史と文化を探求する“小地域展”では、治田地区から大字上鈎をとりあげ、地域資料の再発掘に努めます。
 令和7年度は、終戦80周年を迎えることから、市の「心をつなぐふるさと栗東」平和都市宣言を受けて開館以来継続している“平和のいしずえ展”について、戦時中を知る市民の体験談から当時のくらしを知る講座の開催も含め、内容の充実を図ります。また、市内寺院に伝来した美術工芸品を中心に展示し、栗東の歴史と文化を特徴づける宗教文化について改めて紹介する特集展示とその関連企画を開催します。
 市民とともに楽しみ、広く活動する博物館を目指して、引き続き市民学芸員の会の活動を支援します。また、自治会やコミュニティセンター、各種文化サークル等が主催する事業への講師派遣等の機会を活かし、歴史民俗博物館の活動をより広く発信する等、栗東の歴史や文化の普及啓発や歴史民俗博物館の利用促進に取り組みます。
 一方で、施設や設備の老朽化への対応が喫緊の課題となっています。文化財の活用に関する社会的なニーズが高まりつつある中にあって、文化財の収蔵・公開に適した環境を確保するため、大規模改修について具体化するとともに、施設や設備の年次的な更新に努めます。


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直線上に配置
栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
電話 077-554-2733 fax 077-554-2755
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