市議会のしくみ『子ども向け市議会ガイド』
市議会(しぎかい)のしくみ
市議会(しぎかい)の役割(やくわり)
栗東市のまちをより暮らしやすくするにはどうしたらいいか。それはクラスのことをクラス全員できめるように、栗東市に住んでいる人みんなで意見(いけん)を出し合って考えるのが一番いいことです。 しかし、70,000人以上もいる栗東市の人全員が集まることはできませんし、意見(いけん)もまとめられないでしょう。 そこで、選挙(せんきょ)によって市民の中から代表者(だいひょうしゃ)をえらび、会議(かいぎ)を開いて話し合い、いろんなことをきめます。その代表者(だいひょうしゃ)が「市議会議員(しぎかいぎいん)」や「市長(しちょう)」で、その話し合いをする場が「議会(ぎかい)」です。 みんなの代表者(だいひょうしゃ)である市議会議員(しぎかいぎいん)や市長(しちょう)は、それぞれのたちばで協力(きょうりょく)し合って、住みやすいまちをつくるために努力をしています。
市議会(しぎかい)のしごと
市民にかわって、みなさんの要望(ようぼう)や意見(いけん)を、市の仕事(しごと)にはんえいさせる仕事(しごと)をしています。 たとえば・・・
- 市の重要(じゅうよう)なきまり(条例)を決めたり、あらためたりします。
- 市が仕事(しごと)をするためのお金(予算)を決めたり、そのお金が正しく使われているかどうかをしらべます。
- 市の仕事(しごと)が正しくおこなわれているかをしらべます。
- 国(くに)や滋賀県などにたいして、「こうしてほしい」という意見(いけん)をだします。
本会議(ほんかいぎ)
議員全員(ぎいんぜんいん)があつまって話し合う会議(かいぎ)を「本会議(ほんかいぎ)」といいます。 栗東市のきまり(条例)で、1年に4回(3月、6月、9月、12月)開くことになっています。これを「定例会(ていれいかい)」といいます。また、いそいで決めるべきことがあるときも本会議(ほんかいぎ)を開くことができます。これを「臨時会(りんじかい)」といいます。
委員会(いいんかい)
市長(しちょう)からは、議会(ぎかい)で決める必要のあるたくさんの議案(ぎあん)が出されます。また、議員(ぎいん)から市のしている仕事の内容(ないよう)について聞きたいこともたくさんあります。 しかし、議員全員(ぎいんぜんいん)が本会議(ほんかいぎ)で一度にすべてを話し合うと時間がかかってしまいます。そこで、話し合う内容によって議員をグループにわけて、くわしく話し合いをする会議を「委員会(いいんかい)」といいます。
市議会議員(しぎかいぎいん)
市民の代表者〔市議会議員(しぎかいぎいん)や市長(しちょう)〕を決めるのには、選挙(せんきょ)で投票(とうひょう)してえらびます。18歳(さい)になれば、選挙で投票することができます。また、25歳(さい)になれば、市議会議員や市長の選挙に立候補(りっこうほ)することができます。
市議会議員(しぎかいぎいん)の人数(にんずう)と任期(にんき)
選挙でえらばれたあと、議員として活動(かつどう)できる期間は4年間です。 議員の人数は、条例(じょうれい)で決められており、栗東のばあいは18人になっています。
議長(ぎちょう)と副議長(ふくぎちょう)
年4回の定例会(ていれいかい)の期間(きかん)はかぎられています。話し合いをスムーズにすすめるために、議員の中から代表者(だいひょうしゃ)をえらび進行役(しんこうやく)をしてもらいます。これが「議長(ぎちょう)」です。議員の意見をまとめたり、市議会を代表していろいろな会議や行事に出席したりします。また、議長が病気や出張などでいないときに、議長のかわりをするためにえらばれている人が「副議長(ふくぎちょう)」です。
どんなふうに会議(かいぎ)をするの?
議案(ぎあん)の提出(ていしゅつ)
市長(しちょう)や 議員(ぎいん)が 予算(よさん)や 条例(じょうれい)などの 案(あん)を提出(ていしゅつ)する
本会議
提案説明(ていあんせつめい)
なぜその議案(ぎあん)を出したのか市長(しちょう)が説明(せつめい)
質問(しつもん)・答弁(とうべん)
提出された議案(ぎあん)や市がおこなっている仕事(しごと)について議員(ぎいん)が質問(しつもん)して、市長(しちょう)や市職員(ししょくいん)が答える
議案(ぎあん)を委員会(いいんかい)へ付託(ふたく)
内容(ないよう)が複雑(ふくざつ)なものについて、関係(かんけい)のある委員会(いいんかい)で話し合ってもらうようにする
委員会(いいんかい)
議案(ぎあん)の説明
市職員(ししょくいん)が議案(ぎあん)を説明
質問(しつもん)・答弁(とうべん)
議案(ぎあん)や市がおこなっている仕事(しごと)について議員(ぎいん)が質問(しつもん)し、市職員(ししょくいん)が答える
採決(さいけつ)
議案(ぎあん)について、委員会(いいんかい)として賛成(さんせい)か反対(はんたい)かを多数決(たすうけつ)で決める
本会議(ほんかいぎ)
委員長報告(いいんちょうほうこく)
委員長(いいんちょう)が委員会(いいんかい)の話し合いの結果(けっか)を全議員(ぜんぎいん)に伝える
討論(とうろん)
議会(ぎかい)として、議案(ぎあん)に賛成(さんせい)か反対(はんたい)かの意見(いけん)をのべあう。省略(しょうりゃく)することもある
採決(さいけつ)
議案(ぎあん)に賛成(さんせい)か反対(はんたい)かを多数決(たすうけつ)で決める
議会(ぎかい)で決まったことをもとに市が仕事(しごと)をすすめる
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更新日:2021年04月21日