雨水出水浸水想定区域の指定について

更新日:2025年03月31日

 令和3年の水防法の改正により公共下水道について、想定最大規模降雨に対する雨水出水浸水想定区域を指定することが義務付けられました。
 この区域の指定は、内水浸水発生時の円滑かつ迅速な避難を確保し、または浸水を防止することにより被害の軽減を図ることを目的としています。

雨水出水浸水想定区域とは

 雨水出水浸水想定区域とは、水防法第14条の2第2項に基づく内水浸水想定区域のことであり、想定し得る最大規模の降雨(栗東市においては1時間当たり147mmの降雨:概ね1000年に1度の豪雨)により公共下水道等の排水施設で雨水が排除できなくなった場合に、浸水が想定される区域のことです。
 なお、公共下水道とは、下水道法第2条3号ロにおいて、「主として市街地における雨水のみを排除するために地方公共団体が管理する下水道で、河川その他の公共の水域若しくは海域に当該雨水を放流するもの又は流域下水道に接続するもの」と定義されているため、浸水シミュレーションは、公共下水道事業計画区域および市街化区域を対象に行っております。

雨水出水浸水想定区域の指定及び公表

 雨水出水浸水想定区域について、水防法第14条の2第2項に基づき指定をし、同法第14条の2第4項に基づき次のとおり公表いたします。

<留意事項等>

1.この図は、栗東市における公共下水道事業計画区域および市街化区域を対象として、水防法の規定により定められた想定し得る最大規模の降雨(147mm/hr:概ね1000年に1度の豪雨)が降った場合に浸水が想定される範囲と最大の浸水深を表したものです。

2.この図において、水防法の規定により定められた雨水出水浸水想定区域は、浸水シミュレーション範囲(紫枠内)のうち浸水が想定される区域(着色部)で示しています。浸水シミュレーション範囲(紫枠内)で着色されていない場所は、計算上では浸水しませんが、雨の降り方によっては、着色されていない場所でも浸水する可能性があり、浸水深もシミュレーションより深くなる場合がありますので注意して下さい。

3.この図は、指定時点における公共下水道等の排水施設の整備状況を勘案して「想定最大規模降雨」に伴う雨水出水により内水氾濫が発生した場合に想定される浸水状況を、シミュレーションにより予測したものです。

4.このシミュレーションの実施にあたっては、シミュレーションの前提となる降雨を超える規模の降雨、洪水(河川の破堤または越水)による氾濫等を考慮していませんので、この雨水出水浸水想定区域に指定されていない区域においても浸水が発生する場合や、想定される水深が実際と異なる場合があります。

5.このシミュレーションは、想定し得る最大規模の降雨による浸水を想定するため、放流先の河川等の水位を想定される最高水位に設定しています。

6.公共下水道事業計画区域および市街化区域以外の区域(紫枠外)については、浸水シミュレーションを行っておりませんのでご注意下さい。

7.水害時において避難や水防活動を開始するタイミングは、お住いの状況等により異なることから、自らの判断で適切に行動してください。

※本市全域の水害リスク等を示したハザードマップについては、栗東市WEB版総合防災マップをご覧下さい。