令和6年10月30日定例記者会見

更新日:2024年10月31日

資料提供

広報大使「うますぎる栗東大使」の委嘱状交付を行います

スポーツ体験フェスティバルINりっとう開催!

第48回栗東市美術展を開催

第68回耐寒アベック登山大会

市長による市政状況等報告

市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力賜り、厚くお礼申しあげます。また、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

まずは、クマの目撃情報についてです。
10月に入ってから市内でクマの目撃情報が7件寄せられています。過去に栗東市内での目撃情報がなかったことから、特に金勝地域の皆さんは不安に感じていらっしゃることと思います。
市の対応としては、金勝小学校の児童と栗東中学校の金勝学区の生徒にクマよけの鈴を配布いたしました。
秋は、冬眠に向けてエサを多く採取する時期であり、今後もクマが出没する可能性があります。
滋賀県では、クマは保護対象動物となっており、基本的には捕獲することができませんので、人的被害を回避するために、クマを人間の生活圏に近づけないよう努める必要があります。
市民の皆さまには、山歩きや早朝夜間の外出には十分気をつけていただき、外出される際にはできるだけ一人での外出を避け、クマよけ鈴やラジオを携帯するなどの対策をとっていただきたいと思います。
引き続き防災無線、防災メール、本市公式LINEなどを通じて、情報共有と注意喚起を行ってまいります。

さて、10月4日に、令和7年度予算編成方針を発表いたしました。
令和7年度は、新たな「第六次総合計画後期基本計画」や「デジタル田園都市総合戦略(第3期総合戦略)」、「第九次行政改革大綱」をスタートさせる極めて重要な年であります。
私の政策目標である「積極的に先を見据えた新たな時代の栗東(まち)づくり」を念頭に置きながら、これまで進めてきたことの成果を昇華させていくとともに、新たな取り組みにも挑戦する気持ちをもって、予算編成に当たっていきたいと考えています。

次に、栗東市では、本市出身、またはゆかりのある著名人にまちをPRしていただくため、広報大使「うますぎる栗東大使」の取組を進めています。
この度、現在広報大使を務めていただいている水泳選手の木村敬一さん、漫画家の森田まさのりさん、マラソン選手の近藤寛子さんの3名に、引き続き本市の広報大使に就任いただくことが決まり、11月に委嘱状の交付を行います。これからも市に協力いただけることに感謝し、広報大使から栗東の魅力をより多くの人へ発信してもらいたいと思います。

話は変わりまして、先日10月7日、佐賀で開催されました国スポ会場に、来年度、本市の開催競技となっているゴルフとレスリングの視察に伺いました。
ゴルフについては、普段見慣れていない競技になるため、観客の少なさが課題の一つだと感じました。
また嬉野市で開催されたレスリングは、人口が2万6000人弱の自治体で、本市の人口とは比較しにくい状況ですが、地元の皆さんにいかに見に来ていただくかを課題として受けとめておられました。
その中で、オリンピックで金メダルを獲得した文田 健一郎 選手をゲストとして招き、トークショー開催や、大会中の照明、プロジェクターでの演出などさまざまな工夫がありました。
例えばレスリング会場である体育館では、相撲のように土俵をかさ上げしながら、照明を通してスポットを当てる演出をされていました。
このような工夫を拝見し、栗東市でも観客に来てもらえるような工夫を考えていかなければならないと改めて感じました。
また、ボランティアと思われる人が多数会場におられました。本市としても、今後市民の皆さんにいろんな形でお手伝いをしていただけるよう、ボランティア募集にも努めていかなければならないと併せて感じました。

そして栗東市では、わたSHIGA輝く国スポ・障スポの300日前イベントとして、11月4日にスポーツ体験フェスティバルを開催します。
パリ五輪メダリストでレスリング選手の櫻井つぐみさんのトークショーも予定されていまして、直接ご本人からお話をお伺いできること、とても楽しみにしています。
これからも大会開催に向け、様々な機会を通じて、機運醸成のための取組みを進めてまいります。

次に、11月3日(文化の日)に、市政功労者表彰式を開催します。永年にわたり自治行政の振興 又は 公益増進に寄与され、その功績が顕著な人や団体を表彰するもので、
今年度は、自治功労8人、社会功労59人と6団体、感謝状11人と10団体へ、表彰状と記念品を贈ります。
この場所(危機管理センター3階大研修室)が会場となりますので、皆さん取材にお越しいただき、一緒にお祝いいただければと思います。

最後になりますが、先にご案内をしておりますとおり、JRA日本中央競馬会が創立70周年を記念し、本市に対して感謝状と記念品を贈呈いただけることとなりました。
栗東市の前身であります栗東町が誕生したのが昭和29年、それと同じ年に日本中央競馬会が設立され、栗東トレーニング・センターが開場したのは、その15年後(昭和44年)となります。
多くの関係者が栗東町に移り住み、子どもの数も急増するなど、本市の歴史を語る上で、栗東トレーニング・センターの開場は欠かせないものであり、栗東のまちづくりに大きな影響を与える出来事でありました。
10月31日10時に、JRA栗東トレーニング・センターの場長と副場長が、市長室に来られます。せっかくの機会ですので、色々とお話できればと思っておりますので、皆さま、ぜひ取材にお越しください。

私からの市政状況報告は以上とし、引き続いて、栗東健康運動公園(ホースパーク)のサウディング調査結果につきまして、担当であります市長公室長より説明をいたしますので、よろしくお願いします。

市長公室長による栗東健康運動公園(ホースパーク)サウンディング調査結果概要の説明

資料に沿って説明


  • 詳細はこちら(市ホームページ内)

市長と市政記者クラブとの意見交換

<栗東健康運動公園(ホースパーク)について>
(記者)

現時点での着工時期は。
(市長公室長)
令和12年に開園を予定しており、着工は令和8年を予定している。
(記者)
サウンディング調査結果の対話内容の概要では、物価高騰への柔軟な対応についての意見、要望が多数あったということで、今後市としては具体的にどのような対応を検討するのか。
(市長公室長)
土木関係の工事が多いことが予想される。資材の関係等国の動向も見ながら、費用面について精査した上で検討を進めていきたい。
(記者)
物価高騰の影響があると思うが、令和12年に予定通り開園できそうか。
(市長公室長)
事業者の意見をいただきながら進めていく中で、さまざまな課題が出てくると予想されるが、予定通り令和12年の開園を目指している。

 

<クマの目撃に対する市の対応>
(記者)

例年11月に市内小学生が森林学習で森の未来館に行くと思うが、影響はあるのか。(教育部長)
森の中に入って材料を集めるなど作業する時には、必ず指導員の大人と一緒に行き鈴をつける、もしくは森の奥には入らず、室内での学習に切り換えるなど安全を確保した上で実施している。
(記者)
11月に何校実施予定か。
(教育部長)
延期の可能性もあるが、5校が実施予定。10月にすでに実施している学校はある。
(記者)
保護者から何か意見はあるのか。
(教育部長)
保護者から直接あったわけではないが、電話で意見があった。
(記者)
市内小中学校の児童生徒に対し、クマ除けの鈴は、何個配布したのか。
(教育部長)
金勝小学校の児童312名、栗東中学校の金勝学区生徒208名の計520個を10月17日に配付。加えてやまのこ事業として150個を配布している。
(記者)
他の住民や金勝山のハイキング利用者のために道の駅などにクマ除けグッズの準備はあるのか。
(環境経済部長)
目撃情報があった際には速やかに施設管理者に連絡しているが、グッズの準備は現在ない。ハイキングコースについては桐生方面も含めて、同様に情報提供しているのみ。
目撃場所の周辺に、クマの目撃情報に対する注意を促すためのラミネート加工した貼り紙を立木などの目にとどまりやすい場所に掲示している。

(記者)
目撃情報が入ってから防災無線が入るまで時間がかかったということを住民から聞いたが、情報発信タイムラグについては、改善の余地はあるのか。
(危機管理局長)
熊目撃情報が直接本市に寄せられる場合と、警察や県から経由して情報が入る場合があるため情報の入手にも時間差がある。
いずれにしても、危機管理局に情報が届き次第直ちに職員が出勤し、速やかに対応を行っている。
以前の運用では、自治会長に情報共有してから防災無線を行っていたが、その工程を省略することで少しでも早く情報発信する体制に移行し、改善に努めている。
(市長)
今まで栗東市にクマが出没したことがなく、誰しもが想定していないことだった。初めて目撃情報が寄せられた時に、写真や映像も残っていない状況の中で、本当にクマだったのか判断ができず、タイムラグが生じてしまった。その後は、可能な限り早く情報発信に努めている。
(記者)
住民は先に市役所に通報すべきか。
(危機管理局長)
市としては、防災無線だけでなく、メールや現場のパトロール、付近住民の皆さんに広報に出向くこともある。
情報発信や対応を迅速に行うため、クマを目撃した時は警察と市役所の双方に通報いただきたい。
(環境経済部長)
市役所に通報する場合には、危機管理課か農林課にお願いしたい。休日の場合には、宿直が対応し、双課に連絡が入るようになっている。

(記者)
対策本部を立ち上げる予定はあるか。
(環境経済部長)
予定はない。10月4日(金曜日)の早朝に最初の目撃情報が入り、まず現場を確認した上で午後幹部による緊急会議を開いたが、その後の対応については関係課に一任している。

 

<ニプロ株式会社の北中小路地先工場建設断念に関して>
(記者)

撤退した理由は。いつどのような形で市に連絡がきたのか。
(市長公室長)
8月20日に直接市長を訪問され報告を受けた。やむを得ず撤退をしたいと話されていた。
(記者)
今後北中小路地区の企業誘致計画はどのように見直すのか。
(市長公室長)
企業立地を進めていくことには変わりない。もともと工業用地で地区計画していることから、次の企業にできるだけ早く来ていただくことを望んでいる。
(記者)
現時点で、次の企業立地について何か決まっているのか。
(市長公室長)
決まってない。
(記者)
進出の協定にあたり、撤退した時の違約金はあるのか。
(市長公室長)
企業立地ができる環境づくりは行政が担っているが、それ以降は民間開発のため協定を結んだり違約金が発生したりすることはない。
(記者)
地域住民には説明したのか。
(市長公室長)
10月20日に北中小路、26日に十里の住民の皆さんに対し、ニプロ株式会社の方が出向いて説明された。

 

<10月27日の衆議院選挙結果について>
(記者)

今回の結果をどのように感じているか。また今回当選された人に期待することがあれば伺いたい。
(市長)
与党にとっては厳しい結果になったと思う。
私自身かつて自民党の県議会議員をしており、滋賀は2区と3区で自民党が当選され、また1区については、比例代表で復活当選ということで、活躍いただけるのではないかと感じている。
政権については過半数割れを起こしている状況。地方自治体をお預かりするものとして、地方にどのような影響が出るのか国の動きを注視していく必要があるということしか申し上げられないのが現状。
地元の国会議員につきましては、従来から本市に対する助言や国に対する要望等にも同行をいただいていた武村(たけむら)展英(のぶひで)さんが当選されたということで、引き続き私たちに力添えをいただけるのではないかと感じている。
(記者)
間もなく予算編成の時期が近づいているが、どのようにアプローチしていくのか、栗東市として検討していることはあるか。
(市長)
政権がどのような形になろうと、時々でやらなければいけないことは当然ある。
基本的には従来通りの予算編成を行い、国の動向をにらみつつ、臨機応変に対応していかざるをえないと考えている。

 

以上

 

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