令和7年1月30日定例記者会見
資料提供
「栗東市若手・中堅職員制作!」YouTube動画のお披露目会
移動図書館みどり号 寄贈式、お披露目会及び関連記念行事を開催!
第51回びわこ栗東駅伝クロカンin野洲川~
唐詩の響き、時空を超えて
市内の高校生が国スポ・障スポをPRするラックを製作
国スポ スポーツチャンバラ競技大会 体験の部 申込み受付中
全日本パワーリフティング選手権大会
市長による市政状況等報告
市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政にご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は阪神・淡路大震災から30年、また昨年の元日に発生した能登半島地震から1年という節目を迎える年であります。
震災がもたらした教訓を活かし、いつ起こるかわからない自然災害の被害を最小限に抑(おさ)えること、そして減災のための備えを実践することが非常に重要だと考えております。
震災を風化させることなく、引き続き災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと、改めて思っています。
災害に備えた取組みとして、先日24日(金曜日)に、栗東市とエートス協同組合様との間で、県内の自治体では初めてとなる「災害時における車両の移動に関する協定」を締結しました。
この協定により、市内で災害が発生した場合に、緊急車両の通行の妨げとなる、道路上に放置された車両を、レッカー移動により速やかに取り除くことが可能となります。
引き続き、防災関係機関をはじめ、市民、事業者の皆さまとも連携を図りながら、災害に対する準備を整えてまいります。
さて、この度、栗東ライオンズクラブ様より、移動図書館「みどり号」を寄贈いただく運びとなりました。
本市では、昭和51年より移動図書館を配備して読書の推進に取り組んできました。新しい移動図書館「みどり号」は、平成21年に一度終了した事業が再開され、4台目の車両となります。車両は軽自動車であり、約500冊の本を積むことができると聞いております。
これを記念して、明後日2月1日に寄贈式典とお披露目会、記念行事を開催いたします。
当日は「みどり号」からの本の貸出しや、みどり号カンバッジがあたるイベント、本市マスコットキャラクター「くりちゃん」との記念撮影会を予定しています。
また、寄贈を記念して2月から3月にかけて記念行事も開催いたします。
この「みどり号」が、地域の皆さまにとって新たな知識と楽しさを提供する場となることを期待し、多くの方のご参加を心よりお待ち申し上げております。
次に、先週の22日(水曜日)、野洲川運動公園に仮設トイレを1基設置しました。
水道や電気が通っていない場所でも汚水を洗浄水に変えて、快適な空間を実現する「太陽光発電システムとバイオテクノロジーを駆使した循環式 水処理システム」を活用したトイレです。
温水洗浄暖房便座や脱臭機能など衛生的な環境が保たれ、利用者の快適性や利便性の向上に繋がるのではないかと思います。
先日、私は現地近くに住んでいることもあり、散歩のついでに訪れました。建物は非常に大きく、設置したばかりで清潔さが保たれています。今後はメンテナンスが重要になるため、管理運営を担当しているスポーツ協会と密に連絡を取り、適切な維持管理に努めていきたいと考えています。
続いて、本市独自の取組みであります「Nextりっとうプロジェクト」についてご紹介します。
栗東市では部局の垣根を越え、若手・中堅職員の柔軟でクリエイティブな意見を取り入れることで、行政サービスの向上と職員の職務意欲の向上を図ることを目的とし、令和5年度に「Nextりっとうプロジェクト」を立ち上げました。
今年度、プロジェクトメンバー達が取り組んだテーマの一つが、市のPR動画の制作です。
この度、動画が完成したことから2月5日(水曜日)にお披露目会を予定しています。
本市独自の取組を多くの方に知っていただきたく、ぜひ記者の皆さまに取材に来ていただければと思っています。
そして、いよいよ今年は「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」開催の年であります。
今後も関連イベントに関する情報提供を随時行ってまいりますので、その際にはぜひ取材にお越しいただき、共に大会を盛り上げていただきますよう、ご協力をお願いします。
最後になりますが、現在、令和7年度予算編成を鋭意進めております。詳細内容につきましては、次回2月度の定例記者会見の中でご説明申し上げますのでよろしくお願いいたします。
以上、引き続き、記者の皆さまのご支援、ご協力をお願い申しあげ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。
市長と市政記者クラブとの意見交換
<さきらジュニアオーケストラ・アカデミー音楽顧問・指揮者の秋山和慶氏が逝去されたことについて>
(記者)
2025年1月26日に逝去されたことについて、市長としての所感を伺いたい。
また子どもたちの教育に多大な貢献をされたということで秋山氏の功績をどのように感じているのか。
(市長)
昨年11月の定期演奏会は、さきらジュニアオーケストラが20周年を迎える節目で、私も登壇してご挨拶させていただいた。秋山先生ともお話をする機会があったが、それが最後になるとは思いもしなかったため大変驚いている。
秋山先生のタクトを振っておられる姿が目に焼き付いており、感動的な演奏を聴かせていただいた。
定期演奏会の前、11月3日に実施した市政功労者表彰では、長年のご活躍に感謝し、表彰をさせていただいた。これからも引き続きご尽力を賜りたいと思っていたので、痛恨の極みである。
お別れ会があるということだが、日程的に参加が厳しく、弔電を出させていただくよう準備を進めている。
<移動図書館みどり号について>
(記者)
復活するまでの期間、事業はどのような状態だったのか。
(図書館長)
昭和51年から移動図書館として、地域全域にサービスを提供してきたが、平成21年に財政再建プログラムの実施に伴い車両を手放すこととなった。公用車を利用して小規模なサービスは続けてきたが、この度、新たな移動図書館車両が寄贈され、運行を再開することとなった。
(記者)
市民から復活してほしいなどの強い要望はあったのか。
(図書館長)
主に小学校、幼稚園、こども園などの教育施設を訪問しているが、多くの先生や子どもから要望をいただいていた。今後も訪問先を拡大し、多くの子どもたちに本を届けたいと考えている。
<Nextりっとうプロジェクトの取組について>
(記者)
今回どのような動画を制作したのか。また完成した動画を今後どのように発信し、市のPRを行っていく予定なのか。
(広報課長)
今回の動画は主に二つのテーマがあり、1つ目は「市のPR」、2つ目は「職員採用」で、若い人に栗東に来て欲しいという思いを込めている。今回、各班が制作した計6本の動画が完成した。 2月5日のお披露目会は、危機管理センター3階大研修室で行う予定です。
お披露目会が終わり次第、公式YouTubeチャンネルに上げて、広く世界に発信する予定。
(記者)
令和5年度から実施しているということで、成果物は動画制作が初めてなのか、以前にも動画以外の成果物があるのか。またこれから生み出したいと考えている企画はあるのか。
(政策調整課長)
「Nextりっとうプロジェクト」は令和5年度に設置したプロジェクト会議ということで、組織横断的な行政課題について議論することに重きを置いている。また若手・中堅の職員を対象に本市全ての所属から計43名が参加し、プロジェクト会議を開催している。
この会議体は、組織横断的な取り組みを進めるためのものであり、例えば総合計画や行政改革大綱、近年で言えばDX計画などの具体的な取組みに、若手職員からのアイデアや意見を取り入れている。
加えて今年度は職員提案をまとめて議論する取組みも実施した。
(記者)
職員が自分で撮影や編集を継続して実施していくことは難しいことではないか。
過去に職員がYouTuberとして活動していた自治体があったが、担当した職員の数が少なく、異動や休暇に入ると、続けられなくなり3カ月ほどで停止してしまった。
動画制作を続けていくためにはフォロワー数の獲得も必要になってくると思うが、続けていくための方法など考えがあれば伺いたい。また今後も職員が実際に出演して活動していく予定なのか。
(広報課長)
行政からのお知らせは今まで文字中心だったが、直感的にわかりやすい形にするという方向に変わりつつあり、群馬県では県が大々的に動画制作に取り組んでいる事例もある。本市でも積極的に取り組むにあたって、まずは動画制作がどんなものかを体験させるため、全所属が参加するNextりっとうプロジェクトで実施した。
その中で職員からは、「やってみて面白い」「難しい」といったさまざまな意見があった。
半ば「やってみたい」という意見も多かったので、来年度以降については、意欲のある所属から積極的に取り組みたいと考えている。
今回メンバー員の中で動画に出演した職員もいる。その際にはガイドラインに従い、職員の肖像権や著作権の確認をしながら進めてきた。また動画を掲載するまでの過程を体験することで、公開に際しての注意点などの知識をメンバー員に伝えてきた。
この取組を市からも積極的に広げていくが、さらに関心をもってくれる市民が増えるよう新聞記事にも取り上げていただけると嬉しい。
動画配信の継続には、子育て、イベントなどの様々な分野で「面白い取組だ」と感じてもらうことが必要。少しずつ全庁的に広めていきたいと考えている。
最終的には、さまざまな情報をわかりやすく地域に伝えることをコンセプトに、動画配信を中心に取り組んでいきたい。
(市長)
私も今回の動画を見て、部分的な修正指示なども出したが、委託業者と比較するとクオリティに違いが現れている。しかし、何事も一歩踏み出してみることが非常に重要だと考えている。まずはその一歩を踏み出したということで私も温かく見守っていきたい。
以上
更新日:2025年02月03日