10か月かけて、それぞれの我が家の味噌に

更新日:2023年02月06日

2月3日(コミュニティセンター葉山東)

今年で4年目となる、六地蔵“彩”に教えてもらう、みそ作り体験教室。
六地蔵産の米と大豆を使用した味噌は、美味しいと評判で、体験教室も申し込み開始からすぐに定員いっぱいになる、大人気の教室です。
この日は、“彩”の工房で4日間かけ2度の天地返しを経て丁寧に作られる麹で仕込む、贅沢な倍麹みそ。

コミセン葉山_味噌づくり
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まずは、塩と糀を丁寧に混ぜ合わせます。

ここに、つぶした大豆を混ぜ込む方法もありますが、ミンサーを使うので、塩と麹を合わせたところに、柔らかく煮た大豆を入れさらに混ぜ合わせます。
5人分で約10kgにもなるので、かなり力のいる作業ですが、参加者は「おいしくなぁれ」と丁寧に混ぜていました。
さらに「あめ」と呼ばれる、豆の煮汁を加えたらいよいよ「潰す」工程へ。
この「あめ」の分量も重要で、豆そのものの硬さや、茹で具合によって調整するそうで、熟練の技と勘が光ります。

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みそ作りは初めて、という参加者からは、ミンサーから出てくる様子に「わぁ、出てきた」と歓声が上がり、「モンブランみたい!」などと、大いに盛り上がる瞬間でした。
「滑らかにするために、ミンサーに2度通す」というこだわりの仕込み方で、仕上がったみそは溶けやすく口当たりも優しいとのこと。

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空気を抜いて味噌玉をつくり、樽に押し付けるようにつめていく作業。「ストレス発散になるかも?!」と笑いが起きたりするうちに、体験教室も終了

「母から分けてもらう味噌がおいしくて、やっと今日参加できました」
「手作り味噌に興味があって参加しました」と初めての参加者。
「初回から通っています」というリピーターも。
“彩”のメンバーは「材料を準備し、混ぜるだけで体験してもらいました。すべて家庭で準備するのは大変ですが、麹と大豆が手には入れば、いつか、家庭でも挑戦してほしいです」と話されました。

各自持ち帰った樽を次に開けるのは10か月後。それぞれの家庭のそれぞれの環境の下で熟成される味噌は、まさに家庭の味。
参加者は「待ち遠しいです」と、大事に樽を持ち帰りました。

六地蔵“彩”は、広報りっとう2022年7月号「輝く栗東人」で紹介しました。

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