大宝神社の文化財
2010年4月29日(祝)〜7月19日(祝)

   
大宝天王宮額字

 
木造狛犬(滋賀県指定文化財)


 
大宝神社四脚門

 

 栗東市綣(へそ)に鎮座する大宝神社(だいほうじんじゃ)は、大宝年間(701〜704)の創建と伝えられ、古くは大宝天王宮(だいほうてんのうぐう)・今宮応天大神宮(いまみやおうてんだいじんぐう)などと呼ばれていました。疫病を鎮める牛頭天王(ごずてんのう)を祭神として信仰を集め、その氏子圏(うじこけん)は現在の栗東市域を中心に50余りの村々にまたがる広大なものでした。
 大宝神社に伝わる文化財では、狛犬・追来(おうき)神社本殿など、重要文化財に指定されている鎌倉時代の優れた美術工芸品・建造物の存在が目をひきます。また、現在では失われた多くの末社(まっしゃ)・摂社(せっしゃ)に祀られていたものと思われる中世の神像群も伝えられ、広大な氏子圏を彷彿とさせます。その一方で、中世・近世の文書も豊富に残されています(『大宝神社文書』)。
 当館では、平成2年(1990)の開館以来、『大宝神社文書』の寄託を受けてきました。現在では、追加寄託を受けたものあわせて約2000点の寄託を受けています。内容に目を向けると、神事・祭礼に関する史料や、社殿の建築に関する史料などから、大宝神社の歴史を通観することができるばかりではなく、綣地域およびその近郷をはじめとした、今日の栗東市の歴史を知るうえで非常に重要な史料と言うことができます。
 「大宝神社の文化財」では、『大宝神社文書』を中心に、大宝神社に伝わる文化財を紹介します。

【展示構成】     →出品目録はこちらをごらんください
大宝神社の歴史
大宝神社の神域
大宝神社の祭礼
明治維新と足助楓崖

(ロビー展示、スポット展示)大宝神社の梵鐘

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直線上に配置
栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
電話 077-554-2733 fax 077-554-2755
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