企画展「登場!大型建物
―近江の弥生集落―」

会期:2014年6月7日(土曜日)から7月21日(月曜日、祝日)まで

【関連企画】
見学会「湖南の弥生遺跡(下之郷遺跡)を訪ねる」:6月8日(日曜日)13時40分 JR守山駅西口集合(要事前申込
調査研究報告会「大型建物出現の背景〜近江の弥生集落を中心に〜」:6月22日(日曜日)13時から
展示解説会:6月29日(日曜日)14時から

 栗東市下鈎遺跡では1992年の発掘調査で、弥生時代後期の大型の掘立柱建物が発見され話題になりました。その後、栗東市野尻と守山市にまたがる伊勢遺跡でも大型建物を配置する方形区画と、それを円弧状に取り囲む大型建物群が発見されました。また守山市下之郷遺跡では六条もの濠をめぐらせた弥生時代中期の集落内部に、大型の掘立柱建物を配置することがわかっています。
 日本列島で水田耕作を行うようになって約500年、ムラが大きくなり小さなクニが形成され、やがて列島がまとまっていく時代。集落に突如として表れた巨大な建物は、人びとに畏敬の念を抱かせたことでしょう。
 弥生時代の大型建物は九州・近畿の拠点集落を中心に分布するほか、瀬戸内や山陰から東海・関東まで広く分布しますが、近江の野洲川流域における大型建物群の展開は、弥生時代中期から後期の社会を考える上で非常に重要なものです。この展覧会では大型建物を有した下鈎遺跡・伊勢遺跡を中心に、近年調査が進んでいる中沢・小柿・坊袋・十里遺跡などの周辺遺跡を含め、弥生時代中期から後期における弥生集落の実態とその展開をさぐります。

出品資料目録こちら(PDFファイル、142KB)

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栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
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