本文へジャンプ旧中島家住宅かまど再生ワークショップの様子
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 2015年4月19日(日) かまど再生事業説明会の様子
かまど再生事業に参加してくださるサポーターのみなさんを対象に事業説明会を行いました。事業の概要のほか、ワークショップをご指導くださる、宮奥淳司さん(一級左官技能士)から、かまどの築造方法など詳しく紹介していただきました。
また、旧中島家住宅において、初代かまど最後となる炊飯を行い、サポーターのみなさん、実行委員会などで、かまどで炊いたごはんを試食しました。

    
(左)ワークショップの内容を説明する宮奥淳司さん。
(右)場所を旧中島家に移し、最後のかまど炊飯。

   
(左)炊き上がったかまど炊きのご飯はおにぎりにして試食。
(右)説明会に参加されたかまど再生サポーターとスタッフ。これからお世話になります!


当日の様子などはこちら go!

 2015年5月23日(土)24日(日)
ワークショップ(かまど解体)の様子
5月23日(土)、24日(日)に、旧中島家住宅初代かまどを解体する、ワークショップを行いました。
かまど再生サポーターのみなさんの手で、少しずつハンマーで崩しました。解体した土は砕いてフルイにかけ、目の細かい土に戻しました。この土は、再生するかまどに再利用します。
また、作業と平行して、かまどの断面の様子を記録するため、実行委員会で調査を行いました。

5月23日(土)の様子
    
(左)解体の朝、静かな空気がかまどをつつみます。
(右)旧中島家住宅の管理を長年お願いしている田中さんに清めていただきました。

    
(左)解体の手順を説明する宮奥淳司さん。
(右)最初の一打は小さなサポーターたちで。

    
(左)解体したかまどの土はハンマーやスコップで細かくします。
(右)さらにその土はフルイにかけて藁などを取り除き、きめ細かな土に戻します。

    
(左)作業の途中には断面の調査も。土の色の変化や瓦が入れられている様子を記録。
(右)断面の様子。火に近い部分は赤く焼けてしまっています。

5月24日(日)の様子
    
(左)解体したかまどの土の再利用について説明する宮奥淳司さん。
(右)火をうけた赤い土は水を含ませるとボロボロし、外側の白い土は粘土状にまとまります。

    
(左)白い土を選り分けて、細かくしていきます。
(右)どんどんフルイにもかけ、土を作ります。

    
(左)旧中島家住宅の土間では引き続き、解体作業。
(右)おかあさんも大活躍!

    
(左)かまどが活躍していた時代を知る世代のサポーターさんたちも。
(右)かまどを知らない小さなサポーターも、力を合わせて解体します。

    
(左)大釜も調査し、記録を作成。
(右)最後は田中さんに解体してもらいました。


ワークショップのレジュメはこちら go!

当日の様子を取材した りっとうチャンネル「ほっと栗東」の動画はこちら go!

 2015年6月6日(土)ワークショップ(土づくり)の様子
6月6日(土)、かまどの躯体となる土を作るワークショップを行いました。かまどの土は、田んぼの土、藁を混ぜ合わせて寝かせ、発酵させて作ります。なお、土の発酵には時間がかかるため、あらかじめワークショップに先立ち実行委員会である程度の量を準備し、発酵させておきました。
ワークショップでは、追加の土と藁をかまど再生サポーターのみなさんで作りました。土は初代かまどの土をフルイにかけて作ります。藁は古畳を解体、5cm程度の長さに切ります。最後にこの土と藁を、先に準備した土と混ぜ合わせます。次回、土の積み上げのワークショップまで、時々混ぜ合わせながら発酵を進めていきます。
また、今回のワークショップでは、仕上げ塗り用の土も作りました。発酵させておいた土を漉して、藁を取り除き、ノロとよばれる土だけの状態に戻します。この土には、2cm程度に切った藁を混ぜます。

    
(左)前回のワークショップに引き続き、解体したかまどの土を細かくします。
(右)土をさらにフルイにかけて細かくします。

    
(左)古畳を解体して藁を取り出します。
(右)取り出した藁を“押し切り”で5cmくらいの長さに裁断。

    
(左)裁断した藁と細かくした土を加えて捏ねる。
(右)全体がなじむまで足で踏んだり、かき混ぜたり。

   
(左)表面仕上げ用の土を作る。土を漉して藁を取り除き、土のペーストのみにします。

ワークショップのレジュメはこちら go!

 2015年7月4日(土)5日(日)
ワークショップ(土の積み上げ)の様子
7月4日(土)5日(日)のワークショップでは、4月以来発酵させてきた土を、かまどの形に積み上げました。
ワークショップに先立って、指導してくださる宮奥淳司さん(一級左官技能士)が旧中島家住宅の土間に、再生されるかまどの配置を決めてくださいました。この配置図に基づいて、ワークショップでは土を積み上げます。積み上げは、発酵した土を泥団子にして並べます。泥団子と泥団子を木製の鏝(コテ)、木鏝(キゴテ)でなじませ、くっつけていきます。さらに木鏝で形を整え、上へ上へと土を積み上げます。
土は発酵が進み、中にいれた藁は繊維状になっています。この土にさらに藁を足したものを泥団子にします。こうすると、土の強度が増すのだそうです。
2日間かけて積み上げた土は、かまどの形に成型されます。最後は実行委員会のメンバーも少しずつ鏝を入れました。
積み上げた土は次回のワークショップまで、約1月かけて乾燥させます。

7月4日(土)の様子
    
(左)今回は全ての年齢のサポーターに作業してもらえるよう、中型を用いました。
(右)最初に土を混ぜ合わせます。

    
(左)土の強度を高めるため新しい藁を加え、泥団子を作ります。
(右)中型のまわりに泥団子を積み上げ、木鏝でなじませながら成型します。

    
(左)焚口のまわりを除いて、土を積み上げます。
(右)ある程度の高さまで積み上げたら、割瓦を鳥居型に組み焚口を作ります。


7月5日(日)の様子
    
(左)前日に引き続き土を調整し泥団子を作ります。
(右)藁と混ぜて泥団子を作ります。

    
(左)さらに泥団子を積み上げ、木鏝(キゴテ)でなじませます。
(右)どんどん積み上げます。

    
(左)いよいよ佳境、真剣な表情で木鏝を走らせます。
(右)2日間のワークショップでかまどの形になりました。


(左)2日間使った木鏝(キゴテ)には作業に参加したかまど再生サポーターや実行委員会の名前が入っています。この木鏝は展覧会「湖国のヘッツイさん」でも展示する予定です。

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 かまど再生事業に関するお問い合わせ等は…
市民とともに行う栗東歴史民俗博物館創造活動事業実行委員会
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