***テーマ展「平和のいしずえ 2005」関連行事***
戦争遺跡見学会〜豊川海軍工廠 栗東からの女子挺身隊の足跡をたどる〜
アジア・太平洋戦争末期、戦況が悪化し成年男子が次々と戦場へ送り込まれるなか、日本国内では深刻な労働力不足を補うため、子どもたちや女性が様々なかたちで労働力として動員されていきました。特に、未婚女子の動員を目指して昭和19年8月に施行された女子挺身勤労令では、各地で女子挺身隊として組織された女性たちが軍需工場などへ動員されていきました。女子挺身隊は卒業した学校単位で組織されるものと、地域ごとに組織されるものの大きくふたつに分かれます。
いまの栗東市域にあたる旧葉山村・大宝村・治田村・金勝村では、昭和19年10月に各村1〜2名の女性に徴用令書が届けられ、地域単位で女子挺身隊が組織されました。彼女たちは大津町や野洲郡、など同じ滋賀県内の女子挺身隊とともに11月1日付けで愛知県にあった豊川海軍工廠へ配属されました。
海軍工廠とは、海軍に直属し、艦船や兵器、弾薬などを製造していた工場のことで、豊川海軍工廠では主に兵器や弾薬を中心に製造していました。栗東から徴用された女子挺身隊員は終戦までここで、弾薬製造などに従事していました。その間、豊川海軍工廠は8月7日に米軍による大空襲を受け、死者2,500人以上、負傷者1万人以上という犠牲者を出しました。
平成15年度から、平和のいしずえ展の関連行事として開催している戦争遺跡見学会ですが、平成17年度は栗東からこの豊川海軍工廠へ動員されていた、元女子挺身隊員の方々から、当時の工廠での生活や、豊川大空襲当日の様子などを豊川海軍工廠跡地を巡りながらお話いただきます。
日 時:8月4日(木) 栗東歴史民俗博物館 午前8時30分集合・午後17時解散
案 内:元女子挺身隊員の方々、当館学芸員
定 員:20名(要申込み、定員になり次第締め切ります)
参加費:500円※昼食代金は含まれません。各自でご用意ください。
申込み・問い合わせ先:栗東歴史民俗博物館(TEL077-554-2733)
見学先と日程
8:30 | 栗東歴史民俗博物館 集合・受付 | |
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8:45 | 栗東歴史民俗博物館 出発 | |
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9:00 | 名神高速道路栗東インターチェンジ | |
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東名高速道路赤塚パーキングエリアにて昼食 | ||
12:00 | 東名高速道路豊川インターチェンジ | |
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12:10 | 桜ヶ丘ミュージアムにて 『終戦60周年企画 豊川海軍工廠展 巨大兵器工場−終戦60年後の記録−』を見学 |
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13:00 | 旧豊川海軍工廠北門跡・火薬庫付近見学 | |
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13:30 | 陸上自衛隊豊川駐屯地日吉原演習場見学 | |
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13:50 | 豊川市内 出発 | |
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14:20 | 東名高速道路豊川インターチェンジ | |
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16:50 | 名神高速道路栗東インターチェンジ | |
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17:00 | 栗東歴史民俗博物館 到着・解散 |
※移動は、栗東市マイクロバスで行います。
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