令和5年8月29日定例記者会見

更新日:2023年08月30日

資料提供

りっとうプレミアム付商品券2023について

新型コロナワクチンの令和5年秋開始接種について

予防歯科講演会

良弁 僧正1250年御遠忌記念・収蔵品展「栗東の神・仏」

栗東歴史民俗博物館 クイズラリー

RISSミュージックロビーコンサート

くりちゃんマンホールのクラウドファンディング

市長による市政状況等報告

市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力賜り、厚くお礼申しあげます。また、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

まず、台風7号について報告いたします。
先日の台風7号は、お盆の期間中に幸いにも滋賀県を避ける形で近畿地方を通過しました。鳥取県をはじめ、様々な地域で線状降水帯と思われる大雨の被害が出ており、被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げたいと思います。
当市におきましても、15日の早朝に災害対策本部を設置し、対策を図りました。避難所(金勝、治田東、葉山東)を3か所、自主避難所6か所の開設を行い、計7人の方が避難されたという状況でした。 被害状況は、カーブミラー2基の倒壊と倒木が数か所でありましたが、幸いにも人的被害がなく、安心しております。
市民の皆さまには引き続き気象情報・避難情報に注意していただき、あらゆる災害を想定して、早めの対策を心掛けていただきたいと考えております。

次に、公用端末による個人情報漏洩の疑いに関する「やまのこ事業」の参加児童への対応についてです。先月の定例記者会見で報告しましたが、保護者宛へのメール配信に加え、8月24日付けで生徒を通じて再度文書でお渡しをし、対応いたしました。
また、情報セキュリティに関する研修を全職員が受講を終えるまで開催しており、今後再発のないよう職員全員の意識改善に向けて取り組んでおりますことをご報告申し上げます。

さて、来る9月1日から9月28日まで、栗東市議会9月定例会が開催されます。この議会には、決算、補正予算など、合計23議案を提案いたします。
補正予算の主な内容は、市民体育館の空調整備に係る費用として、約1億3,200万円、企業版ふるさと納税として寄付をいただきました防犯カメラの設置工事費用が、約660万円、地方創生臨時交付金の物価高騰対策として、約480万円を見込んでいます。
詳細については、記者会見終了後に担当より説明させていただきます。その際に質問もお受けしますので、よろしくお願いします。

令和4年度決算における健全化判断比率については、お手元の「資料2」をご覧いただければと思います。いずれも早期健全化基準を下回っており、「実質公債費比率」は11.8%、「将来負担比率」は86.4%で、昨年度と比較し減少しております。

次に、前回の記者会見でも話をさせていただきましたが、9月より学校給食の5日制がいよいよスタートします。
私も9月6日にわたしの母校でもあります葉山小学校へ出向いて、子どもたちと一緒に給食を食べる予定をしていますので、その際、子どもたちに感想を聞ければと思っています。

次に、「うますぎる栗東大使」である競泳選手の木村敬一さんが7月31日開幕のパラ競泳世界選手権に出場されました。
男子視覚障害クラス50メートル自由形で日本新記録を更新し、銀メダル、
100メートルバタフライで銀メダル、
100メートル平泳ぎで銅メダル
と3つのメダルを獲得されました。
昨年の世界選手権に続き、今回の世界選手権でもメダルを獲得されたということで、栗東市に明るいニュースを届けていただいています。今後も本市出身のアスリートとしてさらなる活躍を期待しています。

最後に、栗東市の新たな観光スポットとして、本市オリジナルのデザインマンホール蓋をクラウドファンディングにより製作します。市のマスコットキャラクター「くりちゃん」と市のシンボルでもある「馬」、先月、機械遺産に認定された旧和中散本舗大角家住宅にある人車製薬機の歯車をイメージしたデザインとなっており、素敵なデザインではないかと思っております。
近年、各自治体のマンホール蓋のデザインがご当地の名物や観光名所をモチーフに描かれており、さらには、ポケットモンスターやガンダムなどの人気キャラクターがデザインされたマンホール蓋が作成されるなど、注目度が凄く、マンホール蓋を見るための旅行をする人が多いと聞いています。
このマンホール蓋をきっかけとし、栗東の魅力を全国に発信することで、本市に来ていただけるよう、交流人口の拡大に向けて取り組んでおります。この素晴らしいまちを全国の方に知ってもらいたい。そんな決意で取り組んでいますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

以上、記者の皆さまには、ご支援ご協力をお願い申しあげ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。

市長と市政記者クラブとの意見交換

<令和4年度の健全化判断比率に関すること>

(記者)
実質公債費比率について、単年でみると数字が上昇しているが、基本的に3年平均として捉えるのか。
(総務部長)
基本的には3年平均として捉える。
算定の分母に入る標準財政規模」が、令和4年度は令和3年度に対して2億ほどの差額がある。分母が落ちると率があがるという状況である。

(記者)
実質公債費比率が、令和2年度から令和4年度の3か年平均で11.8、将来負担比率が令和4年度決算ベースで86.4という表記があるが、その数字を踏まえての意見を伺いたい。
(市長)
実質公債費比率や、将来負担比率は減少しているものの、他市と比べて数字が高い状況にあるため、財政に関する健全化の道筋についてはしっかりと踏まえていかなければならない。
(記者)
市長選の時からホースパークの整備も話があがっているが、今後、ホースパークの整備と財政の健全化についてどのように折り合いをつけていくのか。
(市長)
ホースパークについても今後進捗をさせていただくが、財政健全化への道を歩んでいる最中であり、民間活用の視点を大切にしていきたい。
一方で、今後火葬場や環境センターの更新にも手をつけていかなければならないため、今のうちに行政のスリム化を図りながら今後の必要な投資に備える態勢を整えていきたい。

 

<企業立地に関すること>

(記者)
隣市の守山市では、現在企業誘致が相次いでいるが、その光景はどのように感じているか。また、栗東市においても企業誘致についてどのように進めていくのか改めて伺いたい。
(市長)
守山市の森中市長とは県議会議員時代からコミュニケーションをとっている。守山市は、土地もあり、本市同様交通の利便性が良いため、企業の立地があるように思う。
一方で、本市においても企業の要望がある。しかし、本市では、土地の制約があるため、新たな工場立地が難しい状況である。まずは、庁舎内で合意を得てから企業立地を進めていきたいと考えている。
隣接している他市とは、地域間競争という意味においてはライバルではあるものの、隣の市が良くなることで相乗効果が得られると考えている。
(記者)
企業誘致について、今の時代にも選ばれる理由を伺いたい。
(市長)
一点目に、人口の増加に伴い雇用がある程度見込める地域であることが理由の一つと考えられる。
二点目に、滋賀県は琵琶湖があることにより、工業用水が豊富であることが挙げられる。
三点目に、交通の利便性が良いこと。滋賀県は日本で中心に位置する立地であることから、交通の要所として魅力のある地域と見られている。
四点目に、海外を拠点にしていた企業が、コロナ禍の影響により、物流や生産が滞ったことを理由として、再度国内での生産を増やすことに目を向けたことが考えられる。
以上の理由から、企業立地に選ばれる背景として考えられる。

 

<りっとうプレミアム付商品券2023について>

(記者)
主催は栗東市商工会か。
(商工観光労政課長)
栗東市から補助金を支出し、主催は栗東市商工会。
(記者)
発行部数が4万冊とあるが、販売対象者全員に配布されるわけではないのか。また、申込者数が超えた場合抽選になるのか、あるいは先着順になるのか伺いたい。
(商工観光労政課長)
期限までに申込みしていただいた中から商工会にて抽選を行う。

 

<予防歯科講演会について>

(記者)
講演会についての申込は先着順になるのか。
(健康福祉部長)
申込順。800人の座席の用意があるため、十分な席の確保はある。申込数が多数の場合、市内在住・在勤の人を優先する。
(記者)
予防歯科について市長選時より掲げていたが、今回の講演会も踏まえ、予防歯科に対する思いを伺いたい。
(市長)
栗東市として今後、全国に届くような予防歯科に関する取組みを行っていきたい。今回講演いただく教授が、予防歯科の権威であるため、ご講演いただくことがとても貴重。予防歯科に対する本市の覚悟をぜひこの機会に発信していきたい。

 

<くりちゃんマンホール蓋の作製について>

(記者)
クラウドファンディングとしてマンホール蓋を製作するということで、市長としての意気込みがあれば伺いたい。
(市長)
全国にはマンホール蓋に興味がある人が多くいるため、交流人口の増加も見込まれるのではないかと思う。この機会に発信をお願いしたい。

 

<水道料金の改定について>

(記者)
今回の水道料金の改定の背景や、ねらいなどあれば伺いたい。
(上下水道事業所長)
将来にわたって安全安心な水道水を供給するためには、水道施設の安定な管理が必要であるが、高度成長期に設備が作られたということで、老朽化、また昨今、大震災も起こっており、耐震化の対策として多額の設備投資が必要。
現代では、高度成長期と異なり、これから水の供給数量が減少する方向。
併せて人口減少も見込まれる中で大きな収入増である設備投資の財源を確保する必要がある。そして今回検討した結果、企業債とのバランスを考えた上で、料金改定することになった。
(記者)
市長から市民へ向けて今回の水道料金の値上げに関してメッセージがあれば伺いたい。
また、今回は市民の負担軽減のために一定の値上げを抑え、5年後に料金の見直しを行うとの見解だが、意見があれば伺いたい。
(市長)
本来であれば、水道料金を25.5パーセントの値上げを予定していたが、現在の物価高騰を踏まえ、市民の負担軽減のために15パーセントの値上げに抑えている。今後の値上げについては、財政状況を踏まえながら検討していく予定。
値上げに関しては、市民の皆様にも丁寧に説明しながらご理解を得ていきたい。

 

以上