栗東歴史民俗博物館の活動について |
●栗東歴史民俗博物館は、こんな活動をしていきたいと考えています・・・
(1)地域から学び、地域に還元する。そして全国に発信する。 (2)過去から学び、現在に活かす。そして未来につなげる。 (3)日常をあらたな眼で眺めてみる、きっかけづくり。 (4)ともに驚き、ともに楽しむ、仲間づくり。 栗東歴史民俗博物館 運営基本方針 |
・地域文化の掘り起こしと再評価…日常生活では見過ごされがちなことのなかに、興味深いことが眠っています。歴史や文化の観点から、重要な点を見つけ出し、価値づけていきます。
・地域の歴史と文化の保存と継承…地域全体で有形無形の文化を守り伝えてゆくため、文化財や関連情報を収集し、専門的な情報を提供し、地域文化の蔵や文化財にかかわるシンクタンクとしての役割を果たします。
・博物館のもつ資料や情報の還元…博物館のさまざまな活動の中で得た情報について、展示や刊行物の発行、講座などの各種活動を通じて、地域全体で共有し、さらには全国に発信していきます。
・歴史的な視点の提示…異なった時代や地域を知り、その違いの背景や変化の過程を提示することで、いまの私たちを考えるきっかけを提供できればと考えています。
●博物館活動の4つの柱
1.収集・保存 2.調査・研究 3.公開・活用 4.教育・普及・交流 |
博物館というと、一般には展示のイメージが強いかもしれません。
しかし当館の建物全体のうち、展示エリアは約25パーセントにすぎません。残りはといえば、約30パーセントを占める収蔵庫のほか、書庫を兼ねた学芸室や、事務室、空調機械室等の管理スペースなどです(参考 館内平面図)。これと同じように、博物館の展示の背後には、それを支える活動があるのです。
博物館の活動は、しばしば樹木に例えられます。樹木が大きく広げた根から養分や水分を吸収し、幹に蓄え、枝葉を茂らせ花を咲かせ、実をならせるように、博物館は資料を収集し、調査研究し、それを展示などの事業に結び付けていきます。
樹木にとっての花や実が、博物館にとっての展示や講座などとすれば、樹木が甘く大きな果実を実らせるために肥沃な大地にしっかりと根をはるように、博物館の場合も、展示や教育・普及・交流活動を支えるのは調査研究や資料収集活動だといえるでしょう。
そしてこの樹木の葉や実が、鳥やほかの生き物たちの命を育み、落ち葉や大地におちた実が大地を肥やし次の芽を吹かせるように、博物館も展示活動や人々との交流のなかから、また新たな展開を遂げていきます。
栗東歴史民俗博物館という1本の樹が大きく育ち、やがてこの樹を中心にたくさんの生き物が住む森が広がるようになれば、、、そういう未来にむけて活動を続けていきます。
栗東歴史民俗博物館の活動の詳細については『栗東歴史民俗博物館年報』をご覧下さい。
栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
電話 077-554-2733 fax 077-554-2755
http://www.city.ritto.lg.jp/hakubutsukan/