第4代 栗東市長 竹村 健 |
10月30日に行われた栗東市長選挙により本市に新たなリーダーが誕生しました。竹村市長による次代の市政運営が始まります。 |
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あたらしい時代のまちづくり 「楽しいまちを創る」 |
新年あけましておめでとうございます。昨年の11月18日から市長に就任し、約1か月半、非常に慌ただしい時間を過ごしながら市長として初めての正月を迎えております。
この間、さまざまな事業に出席する機会をいただき、人が集い、交流し、賑わっている姿を拝見していますと、地域が元気になるためにはこうした事業が必要であると改めて強く感じております。
本市は古くから交通の要衝として工場や物流拠点が多く立地する、全国的にも稀な人口増加地域として発展してまいりました。しかし、近年の人口増加率は足踏みし、子育て世代の流出などが課題となっています。
今後定住促進とあわせ、本市の特徴である交通の要衝、地の利を生かし、市外の人にも来ていただけるような施策に取り組み、交流人口を増加させていきたいと考えております。
緑豊かな金勝山には、素晴らしい景色を望むことができる施設があります。これは近隣市にはない魅力で、強みでもあります。この施設を利活用し、観光、スポーツ、教育などの拠点として再整備に取り組むとともに、馬をはじめ本市にしかない地域資源など強みを生かしたまちづくりを進めていきます。 |
馬を活用したまちづくり |
本市には栗東トレーニング・センターがあり、競馬というイメージは市内外に定着しています。「馬のまち」と名を馳せる一方で、馬と触れ合える機会や場所がほとんどないことから、その象徴的な施設として、栗東健康運動公園(ホースパーク)の整備を進めていきます。栗東ならではの公園を作ることにより、市民の憩いの場はもとより、市外から人を呼び込むことで、交流人口の増加につなげてまいります。
また、栗東独自の教育として、「馬」を活用できると考えております。滋賀県では、うみのこ、やまのこなどの体験学習事業に取り組まれています。栗東でも「うまのこ事業」といったことも一つの視点として持っています。馬に乗るという体験は誰でもどこでもできるものではなく、大変貴重な経験になります。また、馬を世話することは情操教育にもつながるものだと思っております。
馬という資源は、間違いなく人を呼び込める魅力的なコンテンツであると確信しています。 |
金勝山をアクティビティスポットに |
金勝山には、アクティビティ施設や野球場もありますので、すでにある施設の利活用とあわせ、金勝山の施設を今のニーズに合うものに再構築していくことが大変重要だと考えています。ただ、行政が主体となって大型投資を行うことは難しいため、民間による投資・参入も視野に入れ、民間が主体となって取り組んでいただけることを考えていく必要があります。金勝の山全体で観光施策に取り組み、多くの人に来ていただくことで道路などのインフラ整備の促進などにもつなげてまいります。
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財政健全化について |
本市の財政状況は、未だ財政健全化に向かう途上にあります。財政の健全化に加え、さまざまな行政課題に対応するためには、財源の確保が必要不可欠であり、企業誘致や企業立地による税収確保や地域の中小企業の活性化が重要となります。ついては、稼ぐ力を高めるための施策の推進に積極的に取り組んでまいります。
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市民の皆さまへ |
野村前市長が培ってこられた財政健全化の道筋をしっかりと踏まえ、環境センターの安定的な稼働の継続や施設の更新、草津栗東行政事務組合が行う火葬場の整備など市民生活に欠かせない施策を展開するとともに、もの、ひと、こと、自然など本市にしかない地域資源を最大限活用し、「楽しいまちを創る」ことに全力を注いでまいります。
市民の皆さまが愛着や誇りをもってこの栗東市とともに歩んでいけるよう「積極的に先を見据えた新たな時代の栗東(まち)づくり」を推進してまいりますので、格別のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
本年が皆さまにとって素晴しい年となりますよう心からご祈念申し上げます。 |
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市長と語ろう!
市長とこんにちはトーク
栗東のまちづくりについて、市長と直接語り合いませんか?
申込みできるのは…
市内の自主的な活動を行っているグループや団体(10〜30人程度)
※要望、陳情の場ではありません
問合せ…秘書広報課 広報・広聴係 TEL.551-0641 FAX.553-1280 |
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積極的に先を見据えた9の政策
新たな時代の栗東づくり
4年間で重点的に進めようとしている9つの政策の柱を紹介します。栗東にしかない地域資源を最大限に活用し、「楽しいまちを創る」ことに全力を尽くしていきます。 |
1
地域の宝を活かし、市民の憩いの場を創出、交流人口倍増に挑戦 |
・馬と触れ合える場所や機会を創出していくため、引退競走馬を活用した栗東健康運動公園(ホースパーク)の施設整備を進めます。
・金勝の山の施設を、観光・スポーツ・教育などの拠点として誘客できるよう民間活力を導入し、ハード、ソフト両面で再整備に取り組みます。 |
2
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・妊娠期から子育て期までの切れ目のない子育て支援に取り組み、出産・子育て応援交付金制度の拡充や乳幼児へのおむつ助成制度、預かり保育、延長保育の助成制度など子育てサポートを充実させます。
・必要な地域への民設保育所などの整備を進め、保護者のニーズに応えられる受皿の確保に努めます。
・子ども医療費助成制度の中学生までの助成制度拡大について、検討していきます。 |
3
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・ICTの効果的な活用と、栗東子育て教育Nextプロジェクトの充実、「教師力」を強化し、学力向上をめざします。
・いじめの未然防止に力点をおき、子どもたちの人権が尊重され、いじめを許さない学校づくりをめざします。
・学校給食5日制の早期実現に取り組みます。
・部活動の地域移行に向けた取組みを進めます。 |
4
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・災害防止の観点から、滋賀県とともに協調、連携しながら金勝川、葉山川、中ノ井川の改修に引き続き取り組みます。
・国、県と連携した地域防災力強化と実効性のある組織体制の確立に努めます。
・人と人とがつながり、命と暮らしを守れる防災ネットワークの構築に取り組みます。 |
5
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・企業立地や企業誘致を推進します。
・民間企業の力を引き出し、ともに成長発展していけるよう、地元企業の受注機会の確保および育成に努めます。
・育児ブランク後の学ぶ機会に対しての助成制度の創設や、起業・創業に関する支援制度の拡充など女性活躍の推進に取り組みます。
・林業や農業の担い手不足の解消のため、農林業とスポーツ、文化を組み合わせるなど、新たな視点による持続可能な仕組みの構築に努めます。 |
6
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・行政内部の形骸化した制度や仕組みを排除し、行政内部の意思決定の高速化を推進します。
・時代や環境の変化に適切かつ柔軟に対応できる人材育成を推進します。
・若手職員もベテラン職員も、すべての職員が闊達に仕事ができる仕組みづくりに取り組みます。 |
7
スポーツの推進と予防医療でいきいきと生活できる健康なまちへ |
・地域や団体で主体的に取り組む競技に対しては更に後押しできるよう努めるとともに、新たにスポーツに取り組む活動に対し、支援を行います。
・結婚、出産、子育て、子どもの独立などのライフステージや多様化するライフスタイルに応じたスポーツの機会の拡充と、環境整備の向上に努めます。
・国スポ・障スポ大会を契機として、スポーツ協会などと協力しながら、スポーツ人口の増加に努めます。
・「健康は守るもの」から「健康はつくるもの」という視点に立って、予防歯科やがんの早期発見など、予防医療の促進に努めます。 |
8
コロナ禍を経験した普遍的価値の精査・新しい価値の創造 |
・形骸化している新型コロナウイルス感染症対策については、市が可能な範囲で率先して改善し、情報発信するよう努めます。
・新型コロナウイルス感染症により希薄化した人のつながりを戻すため、行政として地域に寄り添いながらウィズコロナを踏まえた地域活動の支援に取り組みます。 |
9
市民のちからを引き出し、愛着・誇りを持てるまちづくりの実践 |
・「一人ひとりの人権を尊重するまちづくり」を基本理念に協働のまちづくりに取り組みます。
・「栗東100歳大学」をさらに活性化させ、参加者の拡大と一人ひとりの健康と生きがいを拡充します。
・自治会や地域振興協議会、PTA、ボランティアなど地域が持っている潜在的な能力や活力を創出していける仕組みづくりに努めます。 |
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