過去の展覧会の記録はこちらです

【平成26年度の催し物】

◎通史展示◎
◆通史展示「栗東の歴史と民俗」


◎特集展示など◎

◆小地域展「野尻の歴史と文化」
会期:平成26年3月1日(土曜日)から平成26年4月13日(日曜日)まで

 栗東歴史民俗博物館では平成12年度から毎年度、市内のひとつの大字を取上げ、その歴史と文化を紹介する展覧会を開催してきました。平成25年度は大宝地域から、野尻地区を取り上げます。

◆速報展「埋められた皇朝十二銭」
会期:平成26年3月11日(火曜日)から平成26年4月13日(日曜日)まで

 下鈎東・蜂屋遺跡では、工場用地造成に先立ち平成21年(2009)から実施された調査で、大規模な方形区画と寺院関連遺構が検出されました。方形区画のほぼ中央部には東西38m、南北32mの柵列に囲まれた一辺16m四方の方形整地部分が存在し多量の瓦が出土しました。削平により礎石や基壇遺構は確認できないものの瓦の状況から整地部分は寺院建築の基礎である可能性が極めて高いと考えられています。平成25年(2013)の発掘調査は、方形区画の北側で実施され、区画溝の延長部分とその内部に平安時代の建物群が検出されました。建物の柱穴からは緑釉陶器瓶子が発見され、壺の中に多数の皇朝十二銭が埋納されていたことが明らかになりました。
今回は平成25年度の下鈎東・蜂屋遺跡発掘調査で発見された壺と、その中に収められていた銭を中心に、栗東出土の古代の埋納銭を展示・公開いたします。

◆特集展示「明治の村絵図」
会期:平成26年4月26日(土曜日)から平成26年6月1日(日曜日)まで

 明治時代初期の村は、概ね江戸時代の村と同じ範囲で、ほぼ現在の大字に該当します。明治時代の前期には、複数回にわたって地籍図が作成され、当時の土地利用の様子をうかがうことができます。
 特集展示「明治の村絵図」では、栗東歴史民俗博物館が収蔵する地籍図を展示し、明治時代の栗東の村々のすがたをご紹介します。

【関連企画】
・展示解説会
:平成26年5月10日(土曜日)13時30分から
・公開講座「栗東の地籍図」
:平成26年5月18日(日曜日)14時から

◆企画展「登場!大型建物―近江の弥生集落―」
会期:平成26年6月7日(土曜日)から平成26年7月21日(月曜日・祝日)まで

 栗東市下鈎遺跡では1992年の発掘調査で、弥生時代後期の大型の掘立柱建物が発見され話題になりました。その後、栗東市野尻・守山市にまたがる伊勢遺跡でも大型建物を配置する方形区画と、それを円弧状に取り囲む弥生時代後期の大型建物群が発見されました。また守山市下之郷遺跡では、6条もの濠をめぐらせた弥生時代中期の集落内部に、大型の掘立柱建物を配置することがわかっています。
 日本列島で水田耕作を行うようになって約500年、ムラが大きくなり小さなクニが形成され、やがて列島がまとまっていく時代。集落に突如として現れた巨大な建物は、人びとに畏敬の念を抱かせたことでしょう。
 弥生時代の大型建物は九州・近畿の拠点集落を中心に分布するほか、瀬戸内・山陰から東海・関東まで分布しますが、近江の野洲川流域における大型建物の成立と展開は、弥生時代中期から後期の社会を考える上で非常に重要なものです。この展覧会では下鈎遺跡・伊勢遺跡・下之郷遺跡など、大型建物を有した拠点集落の実像に迫ります。
 また、近年調査が進んでいる中沢・小柿・坊袋・十里遺跡など、弥生時代中期から後期にかけての周辺遺跡を含め、近江における弥生集落の実態とその展開をさぐります。

【関連企画】
見学会「湖南の弥生遺跡(下之郷遺跡)を訪ねる」
:平成26年6月8日(日曜日)13時40分 JR守山駅西口集合(要事前申込
調査研究報告会「大型建物出現の背景〜近江の弥生集落を中心に〜」
:平成26年6月22日(日曜日)13時から
・展示解説会
:平成26年6月29日(日曜日)14時から

◆特集展示「平和のいしずえ2014〜“銃後の護りは台所から”の時代〜」
会期:平成26年7月26日(土曜日)から平成26年8月31日(日曜日)まで

 当館では栗東市の「心をつなぐふるさと栗東」平和都市宣言を受け、毎年戦争と平和をテーマにする「平和のいしずえ」展を開催しています。市内外の所蔵者の方々からご提供いただいた貴重な資料を通じ、近代以降の戦争の歴史と戦時下の生活を再現することで、地域の視点から平和について考えます。
【関連企画】
・展示解説会
:平成26年8月2日(土曜日)14時から

◆特集展示「近世の仏画・頂相―中世の優品とともに―」
会期:平成26年9月13日(土曜日)から平成26年10月26日(日曜日)まで

 収蔵資料から、近世の仏画・頂相を特集し、あわせて中世の仏画・頂相の優品を公開します。
 二つのパートで構成する展示空間から、それぞれの時代の性質を感じ取り、近世の宗教文化にも関心を深めていただければと思います。
【関連企画】
・展示解説会
:平成26年9月21日(日曜日)14時から

◆特集展示「平成23〜25年度埋蔵文化財発掘調査成果展」
会期:平成26年11月1日(土曜日)から平成26年12月7日(日曜日)まで

 平成23〜25年度に栗東市内で実施した、手原遺跡・南平古墳群・蜂屋遺跡・下鈎遺跡などの発掘調査の成果を展示します。
【関連企画】
・展示解説会
:平成26年11月16日(日曜日)14時から
発掘調査成果報告会&特別講演
:平成26年11月29日(土曜日)13時から

◆特集展示「手仕事の時代〜桶屋のしごと〜」
会期:平成26年12月20日(土曜日)から平成27年2月15日(日曜日)まで

 栗東歴史民俗博物館では、開館以来栗東のくらしを映し出す、さまざまな民俗資料(民具)を収集しています。
 今回の展示では、収蔵資料のなかでも桶屋の道具を紹介するとともに、地域の生活を反映するさまざまな桶を展示し、高度経済成長期以前の手仕事が盛んだった時代のくらしについて知っていただく機会を提供します。

【関連企画】
・展示解説会
:平成27年1月31日(土曜日)14時から

◆小地域展「中沢の歴史と文化」
会期:平成27年2月28日(土)から平成27年5月10日(日曜日)まで

 栗東歴史民俗博物館では平成12年度から毎年度、市内のひとつの大字を取上げ、その歴史と文化を紹介する展覧会を開催してきました。平成26年度は治田地域から、中沢地区を取り上げます。
【関連事業】
・展示解説会
平成27年3月21日(土曜日・祝日)15時から

◎催し物◎

平成26年度に開催した各種講座はこちら

♪RISSミュージアムロビーコンサート16 〜コントラバス重低音の魅力〜♪
開催日時:平成26年5月25日(日曜日)14時開演
出演者:黒川 冬貴(コントラバス) 、 笹 まり恵(ピアノ)

ミュージックベル演奏:ピアチェーレ
プログラム    マスネ:タイスの瞑想曲 、 デサンクロ:アリア ・ ロンド

♪RISSミュージアムロビーコンサート17  はぎのさんちのコンサート〜夏の思い出〜♪
開催日時:平成26年8月3日(日曜日)14時開演
出演者:萩野 美智子(メゾソプラ) 、 萩野 久美子(ソプラノ) 、 大西 善子(ピアノ)
ミュージックベル演奏:ピアチェーレ
プログラム    浜辺の歌、椰子の実 、 水色のワルツ 、 O mio babbino 、 アンニ・ローリー 他

♪RISSミュージアムロビーコンサート18  お月見コンサート♪
開催日時:平成26年10月4日(土曜日)19時開演

出演者:宮本 妥子(マリンバ) 、 後藤 ゆり子(マリンバ)
秋の月に照らされて、音楽と民話が織り成す夕べのひとときをお楽しみ下さい。

♪RISSミュージアムロビーコンサート19  ハープとマリンバとミュージックベルが奏でるクリスマスコンサート♪
開催日時:平成26年12月21日(日曜日)14時開演
出演者:奥村 夏海(マリンバ) 、 大西 伶奈(ハープ)
ミュージックベル演奏:ピアチェーレ
プログラム    音楽絵本「くるみ割り人形」(お話し:岩田 知実) 、 シチリアーノ(ハープ) 、 アヴェ・マリア(ハープ、マリンバ) 、 クリスマスメドレー

「森田まさのり原画展」
会期:平成26年8月5日(火曜日)から平成26年8月17日(日曜日)まで
「ルーキーズ」や「ろくでなしブルース」でおなじみ、栗東市野尻出身の漫画家森田まさのりさんの原画展を開催します。

◆第45回 栗東市青少年美術展覧会
会期:平成27年1月30日(金曜日)から平成27年2月1日(日曜日)まで
 栗東市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校、県立聾話学校に在校(在園)する幼児・児童・生徒の図工・美術・書写の作品から、個性あふれる力作が展示されます。(展示される作品は、特選作品のみです。

◆第61回 滋賀県教育美術展

会期:平成27年2月6日(金曜日)から平成27年2月15日(日曜日)まで ※ただし9日(月曜日)、12日(木曜日)は休館日
 滋賀県下の幼児・児童・生徒を対象とした、滋賀県教育美術展の特選作品を展示します。

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栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
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